1ヶ月で5キロ痩せる方法【学生編】

食生活や睡眠など生活習慣が乱れているといくら中高生といった学生の若者でも太ってしまうことがあります。

お金もかけられないし、食事制限ダイエットなどは健康への影響も心配です。

1か月5キロ痩せるために正しい知識と方法をご紹介しましょう。

若くても太る

引用:http://jonny.tokyo/kyougaku/20990

若いうちはどれだけ食べても太らないし、ちょっと食事を摂らなければすぐ痩せられると思いがちですが、インスタント食品やレトルト食品、ファストフードなどが日常で多く取り入れられるようになった現代では、若くても自分の体型に悩んでいる人は少なくないはずです。

食生活の変化に加え、スマホ世代の若者は普段から運動不足になりがちで、また夜型の生活にもなりがちです。

高カロリーな食事、野菜不足、運動不足、夜型の生活習慣、いくら若くてもこれでは太って当然ですね。

美容ブームのなかで多くのダイエット食品、エステの痩身コース、ジムでのダイエットなど話題になっていますが、学生にはどれも手を出すには高価なので難しいです。

引用:http://namakouso-sapuri.com/teens

また中高生など10代でのダイエットはやり方を間違えると、健康に大きな影響を及ぼすことがあります。

大人と同様に見えても10代はまだまだ発育途中で、無理な食事制限やハードな運動は女性ホルモンの分泌を止めてしまったり、骨や筋肉の成長を妨げてしまうなど、深刻な健康被害にもつながるのです。

1ヶ月に5キロ痩せるためにはそれなりの努力が必要ですが、学生でもお金をかけずに、そして健康的に出来るダイエット法をご紹介します。

10代ダイエットの注意点

引用:http://www.diet-publishing.com/teen-diet-i-will-tell-you-a-good-recommended-way-and-a-bad-way-to-do/

中高生など10代の学生がダイエットを行う場合、決してやってはいけないダイエットがあります。

それは、食事制限ダイエットです。

食事制限ダイエットとは、食事自体を抜いたり、糖質を抜いたり、ある特定のものだけを食べたりするダイエットです。

成長過程にあるうちは、栄養不足、エネルギー不足は絶対にいけません。

断食なんてもってのほかです。

太ってしまったと言っても、成熟した大人に比べて、代謝も良く、思っている以上にエネルギーを使います。

ですから、栄養バランスをしっかり考えて、三食きちんと食べることが大切です。

もし、食の面で気を使うならば、お菓子をやめることです。

引用:http://xn--ecki4eoz4367fhk3a.com/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%A4%A7%E7%94%9F%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E4%BD%93%E9%A8%93%E8%AB%87/

三食できちんと栄養とカロリーを補えば、プラスアルファのお菓子は余計なカロリー摂取になりますし、スナック菓子や甘いお菓子は脂分や糖分が高いので、お菓子を食べている人はそれをやめるだけでもかなり効果があります。

若い世代ほど間違った感覚で食事を抜いたダイエットに走りがちですが、学生は日中学校で授業を受けているだけでも、かなりのエネルギーを消費します。

頭を使うことは運動をすることよりも糖質を効率よく分解できるのです。

それなのに、無理に食事制限をしてしまうと、体はなるべくエネルギーを溜め込んで使わないようにしようとします。

また余計に栄養を取り込もうとするので、代謝も悪くなり、せっかく若くて元々燃焼しやすい体が、かえって太りやすく痩せにくい体を使ってしまうのです。

そして、思春期にはホルモンのバランスもまだ整わないので、しっかりと食事をして栄養バランスを考えなければ、生理不順や不眠、筋肉や骨の未発達など様々な問題を引き起こします。

ですから、絶対に食事制限ダイエットはやめましょう。

では、中高生など学生が1ヶ月5キロ痩せるためにはどのようなダイエットが良いのでしょうか。

生活習慣を改める

引用:http://jr-soccer.jp/2013/10/09/post15788/

テレビやスマートフォンなど、今では深夜まで暇をもてあますことなく過ごせるために、夜型の生活を送っている学生が増えています。

深夜1時2時まで起きていて、朝ごはんも食べず学校へ行き、寝不足に加え空腹に耐え、居眠りをしながら午前中を過ごし、給食またはお弁当を食べて、午後の眠い時間を迎えるという毎日を送ってはいませんか?

発達途中にある年齢での肥満の原因の多くは夜型の生活を送っていることが関係していると言われています。

中高生にもなれば、特に女子は見た目はもう大人と変わりません。

しかし、体はまだまだ未熟なので、夜に分泌される成長ホルモンというホルモンがかなり重要になってきます。

このホルモンは夜10時から深夜2時の間、熟睡している時に分泌されます。

このホルモンは細胞や骨、筋肉の再生、修復を行なったり、脂肪の燃焼、糖質分解などが行われます。

また、食欲を抑えてエネルギー消費を促すホルモンも良質な睡眠によって分泌されます。

引用:https://biz.moneyforward.com/blog/business-hack/good-sleep-20/

睡眠はこのように、ダイエットのためには大変重要なものです。

睡眠が不規則であったり、不足していたりすると、ダイエットに有効な成長ホルモンがきちんと分泌されず、筋肉低下により代謝が落ちたり、脂肪の燃焼がうまく行われなかったりします。

夜10時から深夜2時の間にしっかり熟睡していることで、ダイエットの効率を上げることができます。

食事制限やハードな運動をしなくても、規則正しい生活を送るだけでも体質は改善されます。

運動で消費カロリーを増やす

引用:http://column.asken.jp/glossary/glossary-4552/

人間が太ってしまう一番の原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうことです。

つまり、痩せるためには、摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増やすことです。

摂取カロリーを抑えるためには、食事制限をすることになるので、学生には運動をうまく取り入れることをおすすめします。

もちろん、本格的にジムで運動をする必要はなく、普段の生活で取り入れられる運動で十分なのです。

例えば、通学時電車やバスを利用している人は、最寄りよりも一つ前で降りて歩く、自転車通学の場合は、歩ける距離ならば歩く、など、ウォーキングはお金もかからずすぐに始められる運動です。

また、ウォーキングの時間をあえて作るのは大変ですが、通学の時間をうまく活用すればそれほど大変ではありません。

ウォーキングは20分以上行うことで脂肪を燃焼することができます。

ポイントは歩幅を大きめに、早歩きで行うことです。

こうすることで、有酸素運動に加えて、足の筋肉を鍛えることもできます。

しかし運動が苦手、なかなか運動が続けられない、という人にはウォーキングも苦痛ですね。

そんな人のために、運動をしなくても消費カロリーを増やすことのできる方法をいくつかご紹介します。

①お風呂

引用:http://speechtherapymidlandtx.com/entry28.html

毎日必ず行うことの一つがお風呂です。

このお風呂をダイエットに生かすことが出来たらとても効率的です。

暑い夏などにはお風呂に浸かるのが嫌でシャワーで済ませてしまう人もいるかもしれませんが、ゆっくり湯船に浸かり体温を上げることは代謝アップにつながり、またお風呂はかなりエネルギーを消費する行為なので、ゆっくり時間をかけましょう。

38度から40度くらいのぬるま湯にゆっくり長めに浸かるだけでも効果はありますが、余裕のある人は、半身浴や反復浴などにもチャレンジしましょう。

半身浴は腰くらいの高さまでお湯を張り、じんわり汗をかくまでゆっくりとつかります。

本を読んだりして過ごすとリラックス効果もあって、運動しなくても、それと同じくらいもしくはそれ以上のエネルギーを消費出来ます。

また反復浴は、41度から43度くらいのすこしあつめのお湯に3分浸かっては5分休憩を2セット繰り返して、最後にもう3分浸かるという入浴法です。

休憩の五分で頭を洗ったり体を洗ったりできるので効率的で、半身浴ほど時間はかかりませんが、消費するカロリーは反復浴の方が多いと言われています。

頑張りすぎるとどちらも脱水などおこすので、水分補給をしっかり行い、無理のない程度に行いましょう。

お風呂を有効に活用することでかなり効果的なダイエットにつながります。

②ラジオ体操

引用:http://www.reine-blanche.com/16097

意外と思うかもしれませんが、ラジオ体操はダイエットにはかなり有効な体操なのです。

ラジオ体操第一と第二をしっかり行うだけでランニングしたのと同じカロリーを消費することができます。

しっかり体を伸ばしたり曲げたり、深呼吸をしたり、お手本のお姉さんと同じように体を動かすことがポイントです。

ちゃんと行えば汗をかくほどの運動になりますが、運動が苦手でも誰でも知っていて誰でも出来るので続けるのにも苦にはなりません。

一番効果的なのは、朝と夜1日2回行うことです。

朝は体をしっかり目覚めさせ、しっかり体を動かすことで腸を動かしお通じ改善にもつなげられます。

また、夕方には人間の体温は上昇するので、その時間帯に行うことで脂肪燃焼効果をより高めることができます。

ラジオ体操第二まで行ってもかかる時間は6分程度ですのでそれほど負担にもなりませんし、しんどい場合は第一だけでも構いません。

朝からしっかり体を動かすことで脳の働きも活発になり、集中力も高まります。

まとめ

引用:http://diet-tv.net/articles/school-girls-diet-how-to

中高生といった学生でも現代では肥満に悩む人は多く、その多くは生活習慣が原因だと言われています。

また必要以上に自分の見た目を気にしすぎて、細ければ細いほどいいと思いがちで、確かな知識もないま無理な食事制限により拒食症や過食症を繰り返すようになってしまう危険もあります。

肥満は万病のもとですから、少しでも若いうちに標準体重を意識しておくことは大切ですが、成長過程でとても大切な時期ですからくれぐれも無理は禁物です。

摂取カロリーを減らすのではなく、消費カロリーを増やすダイエットを意識しましょう。

学生は朝から夕方までしっかりと勉学に励むことで頭を働かせ、それだけで十分にエネルギーを消費できるのです。

それなのに生活習慣が乱れていることで、日中の代謝が悪くなり燃焼を妨げてしまうのです。

まだまだ成長過程ですから、無理をしなくても1か月5キロ痩せることが可能です。

決して断食など行わず、通学やお風呂タイムなどをうまく活用して消費カロリーを増やし、また生活習慣を改善することで、健康的なダイエットを心がけましょう。