「ホンマでっか!?TV」に出ている脳科学者の澤口俊之教授は、肥満の仕組みやダイエットに関しての知識をかなり豊富に持っています。
教授が話していたのが、モテる理想体重のモテ体重についてです。
澤口俊之教授の唱えている、肥満の仕組みとモテ体重について紹介します。
Contents
澤口俊之教授の紹介
「ホンマでっか!?TV」にでている澤口先生とは、武蔵野学院大学コミュニケーション学部教授の澤口俊之教授のことです。
日本の生物学者であり、脳科学評論家でもあります。
専門は認知神経科学や霊長類学です。
先生は、北海道大学理学部生物学科卒業した後、京都大学大学院理学研究科動物学専攻し、博士課程を修了しています。
その後、1987年に京都大学理学博士の学位を取得しています。
最近、「草食系の男子」が増えたのは、男性ホルモンが影響していると提唱しています。
著書ではベストセラーの「モテたい脳、モテない脳」や「なぜいい女はパッとしない男に惚れるのか? 誰も知らない60の脳のお話」など、脳の研究の第一人者の一人です。
肥満の仕組みとは
甘いものと脳の関係
澤口教授は、人間は甘いものを見ると胃にスペースを空けると言われています。
よく、「甘いものは別腹」と言うのはそういうことによるのでしょう。
人間の歴史の中で、数十万年もの間、甘いものを求め続けていました。
昔は、甘いものが手に入らない世の中でした。
このような人間の歴史により、甘いものを食べると、胃にスペースが空くということです。
肥満は麻薬のような連鎖
食べ物を摂取すると、脳内が活性化され、ドーパミンを放出し快感が生まれます。
その快感を得るために、さらに食べるという負のスパイラルに陥り、肥満が解消されないということになります。
人間は高い知的レベルを持っているので、脳は多量のカロリーを必要とします。
特に、カロリーの高いものや甘いものは、脳が欲するのです。
そのため、肉を見ただけで落ち着くという現象も起き、肥満になります。
肥満は50%が遺伝である
肥満は50%が遺伝的要素で、50%が環境的要素です。
若い頃は痩せていても、20歳を過ぎたころから遺伝が原因で太る場合があります。
澤口俊之教授は、「太りすぎ」と親から言われて育った女の子は太ってしまうと話しています。
10歳で「太り過ぎ」と言われた女の子が、19歳の時に肥満になる可能性は1.66倍だそうです。
一般に肥満とされているのは、BMIが30以上の人です。
日本では、全体の3,5%であり、先進国で最も少ないとされています。
厚生労働省の調査によると、40代の女性の場合、BMIが25以上30未満の人は長生きであるという研究結果が出ています。
逆に、痩せすぎとされているBMI18.5未満の人は短命であるという研究結果になっています。
冬は痩せる?
よく冬は太ると言われているのですが、澤口教授は、冬は痩せると言われています。
なぜなら、冬は体温維持にエネルギーを使います。
しかし、実際は外の温度が寒くても家の中は暖房が入っていて温度を高くします。
すると、体内の代謝メカニズムに変調をきたし、太ってしまいます。
ですから、冬に痩せたいなら、室内の温度を上げすぎないようにすることが必要であると語っています。
適度なダイエットとアンチエイジング
澤口俊之教授は、ダイエットは見た目年齢だけでなく、実際に身体的にも若くなると言っています。
適正なカロリーを維持し、ダイエットをすることはアンチエイジングにも良いとされています。
澤口俊之教授が言う「モテ体重」とは
「ホンマでっか!?TV」で、澤口教授は、モテ体重のBMIを20.75だと話しています。
身長が160cmでBMIが20,75のモテ体重は、53,12kgになります。
モデルのBMIは、美容体重なので大体19だと言われています。
ですから、160cmの人なら48,64kgということになります。
健康体重はBMIが22なので、160cmの人だと56,32kgということになります。
モテ体重を目指しましょう。
肥満気味の人は、まず健康体重までダイエットしてみましょう。
澤口俊之教授が推奨しているダイエット法
有酸素運動
澤口俊之教授が推奨しているダイエット法は有酸素運動です。
有酸素運動は、脳に良く、脳の老化を遅らせます。
そして、脳の老化で萎縮する部分と、有酸素運動で改善する部分は、ほぼ同じだと言われています。
有酸素運動とは、比較的弱い力が筋肉にかかり続けるときは、エネルギー源として体内に蓄えられている体脂肪を燃焼させて使います。
その時に、燃焼材料として酸素が使われます。
酸素を20分以上使われることで、効率よく脂肪燃焼が起こります。
それに対して、無酸素運動は、筋トレのように強い力が必要な時は筋肉にためておいたグリコーゲンを主原料として使います。
酸素を必要としないので、短時間しか運動は出来ないが筋肉が鍛えられます。
有酸素運動は、ウオーキングやエアロビクス、エアロバイク、ゆっくり泳ぐ水泳等です。
澤口教授によると、エアロビクスをしている女性は、脳の老化が非常に遅いそうです。
ウオーキングは、ダイエット効果を高めるために1,5倍の速さで歩くことを勧めています。
甘いコーヒーを少しずつ飲む
甘いコーヒーを少しずつ飲むことで空腹感を押さえることが出来ます。
甘いものを少しずつ摂取すると血糖値が維持されるため、脳はだまされて1日1食でも平気になります。
脳の視床下部にある飢餓中枢と満腹中枢のバランスによって、空腹と感じるか満腹と感じるかが決まってきます。
糖を摂取すると、血糖値が上昇して満腹と判断します。
早く食べる人が太りやすいのは、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまうからです。
ゆっくり少しずつ食べることによって、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
イメージを作る方法
頭の中で1年後のモテ体重になった自分を想像してください。
イメージを強くすることによって、体だけでなく脳からもダイエットをすることになります。
澤口教授によると、短すぎる目標は現実味がわかないので良くないそうです。
最後に
澤口俊之教授の言うモテ体重、BMI 20,75を目指して澤口流ダイエットをしてみませんか。
1年後のモテ体重になった自分を、毎日想像しながらダイエットに取り組むことがより効果的であるとのことです。
脳が指令を出して体をコントロ-ルしているので、自分の脳をうまく騙しながら付き合っていくことが必要ですね。
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